インタラクティブ・メトロノーム(IM-Pro)

インタラクティブ・メトロノーム(IM)はセラピストや専門家によって使われ、認知に問題を抱えておられる成人や発達に障害のあるお子さまを評価し治療するツールです。インタラクティブ・メトロノーム(IM)は認知機能を測定するし、トラッキング改善のための客観的な方法を提供します。

インタラクティブ・メトロノーム(IM)は認知や運動能力を向上させる科学的根拠に基づいた魅力的な治療法です。 プログラムはクライアントが治療とその回復に向けての意欲を高め、進歩を認識できるようになります。 インタラクティブ・メトロノーム(IM)は以下のような問題を解決するために使用されます。:

  • 注意力・集中力
  • 作業記憶力
  • 優先順の判断力
  • 処理能力
  • 運動協調能力

インタラクティブ・メトロノーム(IM)は1990年代初頭に開発されすぐに学習や発達障害と診断された子どもたちに大きな効果があると証明されました。長年にわたり、臨床研究が行なわれ、脳卒中、脳外傷、パーキンソン病の診断、または他の神経疾患に関わる成人のリハビリテーションにも有効であることがわかってきています。

医療業界の著名なリーダーたちに支えられ、インタラクティブ・メトロノーム(IM)はクライアントが認知能力、集中力、言語処理や衝動性のコントロールを向上させるのに役立つ画期的なツールだとして世界的な注目を集めています。

今日では、アメリカとカナダの5,000以上の診療所、病院や大学で20,000以上のIM認定プロバイダーが存在します。毎日私たちプロバイダーのコミュニティーが成長し続けています。発表された研究に加え、インタラクティブ・メトロノーム(IM)がCBSアリーショー、CNNニュース、アメリカのニュース及び世界のレポートと同様に、テレビ局、ラジオ局、多数の出版物でその注目の高さが伺えます。

IM-Proの機器をお持ちのコンピューターに接続することで、インタラクティブ・メトロノームによるトレーニングを体験することができます。
IMのゲームのような聴覚映像プラットフォームは、クライアントの脳内のタイミング動作を促進するために、ミリ秒レベルでの正確なフィードバックを提供します。
トレーニングでは徐々に高い&速い認知処理、注意と意思決定と絡み合って、ますます複雑かつ正確なタイミング動作を行うことができるようになります。

高齢者、小さなお子様であっても使用可能でリスクのない、唯一の神経運動療法ツールです。
単に機能的な改善でなく、さまざまな動きと複合的にトレーニングを行なうことで理学療法的な目標達成を効率的に行ない、 コミュニケーションや認知能力も向上します。 測定可能な改善を数値で見ることができるのは、
クライアントにとって治療を継続し、目標を達成するためのやる気を促してくれる効果も期待できます。

■動作環境

OS                        Windous7(SP1)

プロセッサー             intel Core2以上、AMD Athion Ⅱ以上

プロセッサー速度       1.8GHz以上

RAM                      2GB以上

インターネット接続  56Kbpsモデム以上

注:IMPro UniverseのeClinic機能のみインターネットの接続が必要となります


■推奨環境

OS                           Windous8 あるいはWindows8 Pro

注:WindousRTは、IM Pro Universeと互換性はありません。

プロセッサー             intel Core”IX”ファミリー(i3,i5,i7)、AMD Phenom2以上

RAM                      4GB以上

インターネット接続  DSLあるいはブロードバンド

注:IMPro UniverseのeClinic機能のみインターネットの接続が必要となります


■付属器機


1.ボタントリガー


IMのボタントリガーは、手のひらだけでなく、好きな場所に置いて使うことができます。 タッピング・拍手・トラッキングを行い、数値を測ります。耐久性に優れたデザインは軽い指先タッピングも正確に計測します。
さまざまな配置にボタントリガーを設置し、クライアントがトリガーを打つことで、 クライアントの動きの目標を明確にします。 その動作を正確に行うことに集中し、脳機能を効果的に改善することができます。

ボタントリガー

 

2.タップマット

IMのクライアントから足踏みや繰り返しのキック動作のために設計されました。 主に、床に配置しつま先や土踏まずで踏み込みながら行う動作を測定します。 さらに、踏み込む動作だけでなく、ピアノの鍵盤やコンピューターのキーボードをプリントアウトしたものをこの上において、 クライアントがリズムに合わせてタップすることで、それらの動作の効果的な機能回復を行うことができます。
実際の動作に反映させることのできる高度な動きも、このように目標を設定することで非常に高い精度で繰り返し練習することができます。

ボタントリガー

■オプション


インモーショントリガー


IMのインモーショントリガーは靴底に設置することで歩行訓練に応用することを可能にするツールです。 バランスと体幹制御能力の改善にも大きな効力を発揮します。 かかとのセンサーがクライアントのアクションを正確に計測し、ワイヤレスヘッドホンを通じてガイド音を送ることで、 リズミカルな歩行動作を促します。ミリ秒での測定が転倒リスクを軽減するトレーニングに役立ちます。
そして歩行だけでなく、日常生活においてクライアントは会話をしながら環境に従事しなければなりません。 IMのインモーショントリガーを使えば、クライアントが会話をしながら歩いたり他の動作をするような「脳機能のデュアルタスク処理」を改善することができます。


ボタントリガー 

■研究者の

インタラクティブ・メトロノーム(IM)との出会い

辻下 守弘私は長い臨床経験の中で、運動機能を回復させるためには、リズムの認識とタイミングの調整が重要だと気づきました。 そこで、私は電子工学の専門家と共同で音楽運動療法機器「トントン」を開発し、 高齢者を対象とした臨床研究によって運動機能を高めることがわかりました。 しかし、この機器自体が大規模で多くの空間を要することと電子回路が複雑なため メインテナンスが難しいという致命的な欠点によって開発が途切れてしまいました。 その後、何かリズムとタイミングの要素を導入した治療法がないか世界中を探していた時に、 このインタラクティブ・メトロノーム(IM)というメソッドに出会ったのです。

アメリカでのインタラクティブ・メトロノーム(IM)

私は科学者としての立場でIMを検証してきましたが、確かになぜ効果があるのかという基礎理論については不明な点もありますが、海外で行われた子供の発達障害や成人の頭部外傷による認知障害を対象とした無作為化比較対照試験(科学的根拠の基本となる研究デザイン)の結果では 認知機能の有意な改善効果が確認されています。
特にアメリカの国防総省で行われた頭部外傷兵士に対するIMトレーニングの有効性については、この領域で最も権威のある神経心理学の専門雑誌(Journal of Neuropsychology)に掲載されています。
また、欧米ではIMトレーニングの実施者が医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、そしてカイロプラクティック医師(米国では医師と同資格)などすべて医療者であり、IMのセミナーは医療者の生涯教育カリキュラムとしても正式に認められています。

日本におけるインタラクティブ・メトロノーム(IM)の可能性

IMの基礎理論となっている時間情報処理(頭の中で60秒を正確にカウントすることや音楽のリズムに合わせて正確にタイミングを合わせるなど)は最近になってようやく文部科学省の科学研究費新学術研究領域「こころの時間学」が認められ、脳科学の最先端研究が始まっています。この研究成果として、リズムにタイミングを合わせて身体を動かす際に、小脳と大脳が連携して活動することが確認されています。特に小脳は、身体のバランス調節や運動学習に重要な役割を果たすだけでなく、最近では言語やコミュニケーションなどの高次脳機能にも関与することがわかっており、運動障害だけでなく言語障害や発達障害の改善も期待できると考えています。さらに、大脳の前頭前野の働きであるワーキングメモリー(仕事の手順やスケジュール調整などに使われる短期記憶)も活性化させることがわかっており、今社会問題となっている認知症の予防にも貢献できると考えております。  まだ我々研究所がIMを日本に導入してから約2年しか経っていませんが、子供から成人そして高齢者まで幅広い年齢層の方々にIMトレーニングを受けていただき、その効果を実感して頂いております。

甲南女子大学看護リハビリテーション学部教授
辻下 守弘 先生

理学療法士の資格を得て最初に勤務した高知医科大学(現高知大学)医学部附属病院では、新生児集中治療室(NICU)にて出生体重800gから1500gといった極小未熟児の超早期リハビリを担当し、退院後も病院の発達クリニックでその子供たちを小学校入学までを治療。
また、大学病院勤務時代には、子供だけでなく、成人から高齢者まで幅広い年代層の多種多様な疾患と障害に対するリハビリテーション医療の臨床経験を積む。
その後は、広島県立保健福祉短期大学へ専任講師として教育と研究に従事し、広島県立保健福祉大学および県立広島大学へと組織統合する中で准教授となる。
県立広島大学保健福祉学部のある三原キャンパスには附属クリニックがあり、そこで脳卒中やパーキンソン病などの神経障害、脳性麻痺やダウン症などの発達障害に対するリハビリテーション医療を継続し臨床経験を積む。また、広島では、大学近隣の三原市、尾道市、福山市では、各自治体の保健センターが運営する小児発達検診と相談事業、高齢者介護予防事業、そして成人や労働者のメタボリックシンドローム予防事業などにも関与し、地域の保健医療福祉へ積極的に関与。
 現在は、甲南女子大学看護リハビリテーション学部理学療法学科の教授として日本で唯一の女性理学療法士養成にたずさわるとともに、平成24年には一般社団法人次世代リハビリテーション研究所を設立して、日本のリハビリテーション医療を国際レベルに引き上げるべく研究活動を続けている。
その他の社会的役割としては、厚生労働省理学療法士・作業療法士国家試験委員、公益社団法人日本理学療法士協会認定理学療法士試験委員・学術雑誌査読委員、日本バイオフィードバック学会理事、日本医療福祉情報行動科学会理事、日本陶芸療法士協会理事などを歴任している。

ドクタープラネッツでは器機のご説明から導入、運営までトータルでご提案しています。お見積もり、お問合せは078-303-2340までお電話ください。

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